経営事項審査(経審) ・
入札参加資格申請サポート
公共工事を元請で受注するために必要となる経営事項審査。
決算変更届、経営状況分析(Y点)、経営規模等評価・総合評定値(P点)、
入札参加資格申請まで、決算日から逆算して支援します。
経審と入札参加資格審査は、別の手続きです。
経営事項審査を受けて総合評定値(P点)を取得しただけでは、公共工事の入札には参加できません。 希望する国・自治体等の入札参加資格審査を別途受け、名簿に登録される必要があります。 行政書士事務所KEISOUでは、決算変更届から経審、入札参加資格申請までの順序と期限を確認し、 大阪府・兵庫県・京都府を中心に手続きを支援します。
経営事項審査とは
公共工事の入札に参加するまで
経審のP点は、5つの評価要素から構成されます
入札参加資格審査や格付けの基礎資料になります
経審の必要書類と申請時期
決算日と入札参加資格申請の受付期間から逆算します。
経審では、決算内容だけでなく、工事実績、技術職員、社会性等を確認する資料が必要です。 不足資料の収集や補正、結果通知書の到着までに時間を要するため、決算変更届の提出時期と 希望する発注機関の受付期間を先に確認して準備します。有効期間は決算日から1年7か月のため、公共工事を切れ目なく受注するには、決算日から7か月以内に新しい結果通知書を受け取る必要があります。秋は申請が集中し、大阪府は決算期が12〜3月の場合、できるだけ8月までの受審を求めています。
経審申請で確認する主な資料
決算変更届・財務諸表
審査基準日となる決算期の財務諸表、工事経歴書、直前3年の工事施工金額などです。決算変更届で提出した内容が、審査の基礎になります。
経営状況分析結果通知書
登録経営状況分析機関へ申請し、財務内容を示すY点の結果通知書を取得します。
完成工事高・契約内容の資料
請負契約書、注文書、請求書などが、業種ごとの完成工事高や元請実績の裏付けになります。
技術職員・資格・常勤性資料
資格者証、講習の受講歴、健康保険等の資料です。技術職員として数えられるのは、必要な資格や実務経験があり、審査基準日に6か月を超えて、雇用期間を限定せずに常時雇用されている職員(常勤役員・個人事業主を含む)です。
社会性等の確認資料
建退共、防災協定、法定外労災、建設機械、各種認証、CCUSの運用状況などを示す資料です。
申請書・委任状・手数料
受審業種と許可区分に応じた申請書類を整えます。法定手数料は受審業種数により異なります。
大阪府・兵庫県・京都府の受付方法
予約のうえ申請会場へ持参、または電子申請
申請書を受理し補正が解消された日から、土日・祝日を含む22日を目安に結果通知書が発送されます。年末年始や大型連休は算入されません。
土木事務所へ申し込み、指定日に書類を持参して受審
窓口で申請する場合は、往復はがき又はFAXで、主たる営業所を管轄する土木事務所へ申し込むと、審査日が通知されます。指定日に申請書類と提示書類を持参して審査を受け、訂正等がなければ、審査日から概ね1か月後に結果通知書が郵送されます。
土木事務所ごとの受付日に予約して申請
窓口での申請は、事務所の所在地を所管する府の土木事務所ごとに受付曜日が決まっており、予約制です。申請から結果通知書の交付まで3〜4週間程度が目安で、JCIPによる電子申請の場合はこれより長くかかることがあります。
3府県とも、窓口での申請のほか、JCIP(建設業許可・経営事項審査電子申請システム)による電子申請もできます。受付方法・処理期間・必要書類は変更される場合があるため、申請の際は各府県の最新の手引きと窓口の案内に沿って準備します。
公共工事参入までの流れ
建設業許可・受審業種・入札希望先の確認
まずは、現在の建設業許可業種、過去の工事実績、今後入札に参加したい自治体・工種を確認します。 経審は、許可業種すべてを受ける必要はなく、入札参加を予定する業種を中心に選定できます。 これから建設業許可を取得する場合は、 建設業許可の新規申請からご相談ください。
受審業種の選定は、P点や入札参加資格申請の方向性に影響します。
決算書・工事実績・技術者情報の整理
経審では、財務諸表、工事経歴書、直前三年の施工金額、技術職員名簿、 常勤性資料、加点項目に関する資料などを確認します。 税務申告用の決算書をそのまま使うのではなく、建設業法に対応した財務諸表・工事実績の整理が必要です。
経営状況分析(Y点)の申請
登録経営状況分析機関へ財務諸表等を提出し、 財務内容を数値化した経営状況分析結果通知書を取得します。 この分析結果がY点として経審の総合評定値P点に反映されます。
決算変更届の作成・提出
建設業許可業者は、毎事業年度終了後に決算変更届を提出する必要があります。 経審を受ける場合は、工事経歴書、直前三年の施工金額、財務諸表の内容を、経審の申請内容と食い違わないように作成します。 決算変更届については、 決算変更届サポートもご確認ください。
決算変更届と経営状況分析の順番に決まりはありません。分析で財務諸表の訂正が入ると、提出済みの決算変更届も直す必要があるため、実務では分析結果を確かめてから決算変更届を提出することが多くあります。大阪府では、決算変更届を提出した後でなければ経審の予約ができません。
経営規模等評価申請・総合評定値請求
許可行政庁へ経営事項審査を申請します。 完成工事高、自己資本額、平均利益額、技術職員数、元請完成工事高、 その他の審査項目などを確認し、総合評定値P点の算出を受けます。
経審結果通知書の取得・内容確認
経審受審後、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書を取得します。 業種ごとのP点、有効期間、次回更新時期を確認し、 入札参加資格申請に必要な資料として整理します。
入札参加資格審査申請
経審結果通知書をもとに、国・大阪府・兵庫県・大阪市・神戸市・各市町村など、 参加を希望する発注機関へ入札参加資格審査申請を行います。 受付期間、電子申請ID、納税証明書、委任状、添付書類などは申請先ごとに異なります。
定期受付・随時受付の有無や時期は発注機関ごとに異なるため、希望先の受付時期を先に確かめておきます。
P点の見方と令和8年7月改正
P点は受審業種ごとに算出されます。
同じ会社でも、完成工事高や技術職員の配置状況により業種ごとのP点は異なります。 すぐに申請へ反映できる項目と、中長期的な整備が必要な項目を分けて確認します。 個別の事情によって評価は変わるため、点数の上昇を保証するものではありません。
| 評価区分 | 主に確認される内容 | 申請前の確認点 |
|---|---|---|
| X1 | 受審業種ごとの完成工事高 | 2年平均・3年平均のどちらで申請するか、業種間の振替・算入をするかを決めます。人工出し・応援は工事実績へ計上できません。 |
| X2 | 自己資本額・利払前税引前償却前利益 | 自己資本額は当期の額か2期平均の額を選べるため、決算の推移を見て選びます。 |
| Y | 経営状況分析による財務内容 | 決算変更届と分析申請の財務諸表を整合させ、登録分析機関へ申請します。 |
| Z | 技術職員数・資格・元請完成工事高 | 技術職員ごとの担当業種・資格・講習受講・継続雇用と、元請実績の裏付け資料をそろえます。 |
| W | 担い手の育成・確保(建退共・法定外労災・CCUS等)、防災活動、経理、研究開発、建設機械等 | 審査基準日時点の加入・保有・運用状況で評価されるため、その時点の証明資料を用意します。 |
令和8年7月1日施行の主な改正
令和8年7月改正では、社会性等(W点)を中心に評価項目が見直されました。新しい基準は、審査基準日(決算日)にかかわらず、令和8年7月1日以降に申請する経営事項審査から適用されます。
- 「建設技能者を大切にする企業の自主宣言制度」を新たに5点で評価
- CCUS就業履歴蓄積措置を、全工事対象10点・公共工事対象5点へ見直し
- 建設機械の評価対象に不整地運搬車とアスファルト・フィニッシャを追加
- 雇用保険・健康保険・厚生年金保険の加入状況に関する評価項目を削除
社会保険等の加入義務そのものがなくなったという意味ではありません。 改正内容は国土交通省の改正案内で確認できます。 自主宣言制度で加点を受けるには、公式ポータルに宣言企業として掲載されていることが前提です。
当事務所で対応できること
受審スケジュールと評価項目の確認
決算日、有効期間、入札参加資格申請の受付期間から逆算して申請の時期を決め、受審業種とP点の各評価項目を事前に点検します。
決算変更届・経営状況分析
工事経歴書、直前3年の各事業年度における工事施工金額、建設業財務諸表を整理し、経営状況分析(Y点)まで進めます。
経営事項審査申請
技術職員、完成工事高、社会性等の確認資料を整え、対面申請または対応行政庁のJCIP電子申請を支援します。
CCUS・W点項目の確認
CCUSの登録・現場運用、建退共、防災協定、建設機械、自主宣言制度などの状況を点検し、加点に必要な資料をそろえます。
入札参加資格申請と毎年の期限管理
希望する発注機関の受付期間と必要書類を確認し、入札参加資格申請を支援します。翌年度の決算変更届・経審まで見据えて期限を整理します。
建設工事とあわせて産業廃棄物の収集運搬を事業として行う計画がある場合は、経審とは別に 産業廃棄物収集運搬業許可の要否も確認します。
料金について
報酬額は、料金表ページで一元的にご案内しています。
報酬額は、許可区分、受審業種数、申請自治体数、必要資料の整理状況によって変わります。 該当する手続きごとに料金表をご確認ください。
具体的な金額は、現在の許可状況・決算期・受審業種・入札希望先を確認したうえでお見積りします。
よくあるご質問
経審を受ければ、すぐに公共工事の入札へ参加できますか?
経審の必要書類は何ですか?
経審はいつから準備すればよいですか?
経審は毎年受ける必要がありますか?
建設業許可を取得していない会社でも経審を受けられますか?
決算変更届を出していない年度があります。経審を受けられますか?
P点は業種ごとに違いますか?また、点数を上げることはできますか?
行政書士報酬と法定手数料は別ですか?
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決算期・現在の許可業種・入札を希望する発注機関をお聞かせいただければ、次の受審と入札参加資格申請の時期をご案内します。
料金区分は料金についてをご確認ください。